パーソンセンタード
「フォーカシングをしてみるとどうなるか」「フォーカシングに効果はあるのか」。実証的なデータや分析は研究者に譲ることにして、わたしは、わたしの拙い体験から、フォーカシングに触れてから変わったこと、役に立っていることについて、語ってみたいと思…
「フォーカシングをしてみるとどうなるか」「フォーカシングに効果はあるのか」。実証的なデータや分析は研究者に譲ることにして、わたしは、わたしの拙い体験から、フォーカシングに触れてから変わったこと、役に立っていることについて、語ってみたいと思…
セラピストの課題は、クライエントの目標に至るためのよい道筋だとセラピストが考える道筋を歩むようクライエントを指示することではなく、クライエント自身が選んだ道をクライエントが歩んでいくのを促すことである。キャンベル・パートン『パーソン・セン…
ジェンドリンの『プロセスモデル』("A Process Model" Northwestern University Press,2018)イントロダクションを丁寧に読むシリーズ、一応完結したので、まとめ。 k-kotekote.hatenablog.com k-kotekote.hatenablog.com k-kotekote.hatenablog.com k-kote…
前回↓ k-kotekote.hatenablog.com 今回で、イントロダクションは最後となる。 さて、「その全部all that」を伴いやって来る、非特定の豊饒性(unspecified richness)。これは、相互作用を暗に示しているということだった。 非特定の豊饒性=all that=体で…
前回の記事↓ k-kotekote.hatenablog.com 単なる音だけonly sounds 非特定の豊饒性 フッサールは言う。「我々が聞くのは、音soundsではない。我々が聞くのは、バイクであり、ドアがバタンと閉まることである」。我々が聞いているのは「単なる音だけ」ではない…
↓前回 k-kotekote.hatenablog.com 引き続き、Gendlinの"A Process Model"を読む。 対象object。 対象が伴って(involve)いるのはわたしがそこにいるところの状況 第Ⅲ章になってようやく、我々がそれと共に生きている対象というものが実際に伴っている(invo…
前回記事↓ k-kotekote.hatenablog.com 引き続き、 『プロセスモデル』(Gendlin "A Process Model")のイントロダクションを読んでいく。 前回読んだところは、第Ⅰ章で何が説かれているかの説明だった。ボディと環境は一つのプロセスであり、互いに互いを暗…
前回記事↓ k-kotekote.hatenablog.com 引き続き、 ジェンドリン(Gendlin)のプロセスモデル(A Process Model)のイントロダクションだけは丁寧に読む。 第Ⅰ章は、次のように始まる。「ボディと環境はひとつである」と——この言明は、この本を通して漸進的に展…
k-kotekote.hatenablog.com ジェンドリン(Gendlin)のプロセスモデル(A Process Model)を読んでいる。まず前回までのところを思い出そう。 … 知覚(はっきり何かにきづいて、わかること)以前に、私たちは周りのものたちとすでに相互に作用しあっている。 …
↓前回記事。ジェンドリン『プロセス・モデル』(Gendlin "A Process Model")イントロダクションを丁寧に読む① k-kotekote.hatenablog.com ジェンドリンのプロセスモデルのイントロダクションを丁寧に読んでいる。今日も続きを読もう。しかしその前に、前回…
ジェンドリン『プロセス・モデル』(Gendlin "A Process Model")イントロダクションを丁寧に読む。
この記事は、ロジャーズの有名な中核三条件の一つである「一致」について、ジェンドリンの論を参照しつつ、咀嚼しています。