ちらかし読みむし

心理療法、社会学、福祉などの領域の読書録、本の紹介など、その他書きたいことを書いています。

その他

野坂祐子『トラウマインフォームドケア "問題行動"を捉えなおす援助の視点』読後メモ

野坂祐子さん『トラウマインフォームドケア "問題行動"を捉えなおす援助の視点』を読了した。 野坂祐子さんの『トラウマインフォームドケア』を読んでいる。野坂さんの歯切れの良い明快な素晴らしい文章と、リアリティーに富んだ事例の描写。これは支援者も…

腑に落ちないことば。「効果性」。

「7つの習慣」とは、スティーブン・R・コヴィー氏の提唱する、人生において「効果性」を高めるための習慣です。 では、そもそも「効果性」とはどのようなことなのでしょう。「効果性」という言葉はわたしにはあまり日本語ではピンときません。日常で効果性と…

「別の生き方」ができる社会。松本卓也『心の病気ってなんだろう?』読後メモ 

松本卓也さんの『心の病気ってなんだろう?』読後メモです。 職場の同僚にも勧めたくなる、すばらしい本でした。 心の病気の回復について考えるということは、僕たちの社会のあり方を変えることを考えることでもあるのです。心の病気の人たちが回復しやすい…

伊藤周平『社会保障入門』読書メモ

いま、日本では、社会保障費の抑制・削減(社会保障削減と総称)が進められ、国民生活がますます苦しくなり、将来への不安が増大しているpp.12-13 かつて「大砲か、バターか」と称されたように、防衛費の増大を進める政権は、必ず社会保障を削減してきた。安…

「仕事」を自らの言葉で定義する。村山昇さん『働き方の哲学』を参考に

「仕事」を自らの言葉で定義する。村山昇さん『働き方の哲学』を参考に

「弱さ」をそれ自体として肯定すること。「弱さ」と「強さ」。価値の転倒。

「弱さ」それ自体を肯定することについて。走り書き。ドラッカー『マネジメント』『現代社会の理論』『聖書』『べてるの家の「非」援助論』『居るのはつらいよ』。

バーンアウトから自分を助けるために役に立つかもしれないこと

もうすぐ休みが明けます。サザエさんシンドロームな令和四日目。きたるべき日常の再開に向けてまとめました。

プラグマティックな方法 ジェイムズ『プラグマティズム』

W.ジェイムズの『プラグマティズム』。その方法論の活用について。